九年前

なぜこうも私という人間は過去の男に執着してしまうのか。また、昔好きだった人とあれこれしている。しかも九年も前の。 高校一年生の時に九ヶ月付き合った人。クラスメイトで部活も同じで、卒業してからもよく遊んでいる友達。 付き合っていた当時はしなか…

薄く褪せて

慣れが良いか悪いかは時と場合によるようだ。 単純な作業を行う場合や効率を求める場合、慣れることは良いことだと思う。 しかし対人のときはあまりよろしくないことの方が多い気がする。 与えられることに慣れることは有り難みを失っているし、 嫌なことを…

それぞれの価値基準

数ヶ月前、勤め先の研修で自分の中の価値基準を知ろうというような講義を受けた。 20個だか30個だか、仕事をする上で大切にしていることや譲れないことなどを挙げ、 その中から上位5つを決めるという、なんとも普通っぽい作業だった。 同期との研修だったた…

自分で自分の首を絞めている

彼氏の話だ。 1つ上の彼とは五年前に知り合い、四年前に急速に近づき、そして離れた。 離れた直後こそ、気まずさだったり相手のためだったり、お互い距離を取っていたけれど 彼が1人になってからは再び友人のように戻った。 当時のことは無かったことに、冗…

季節は巡る

ここの存在を自分の中ですら隠しすぎていて、また間が空いてしまった。 久しぶりに読み返すと、恋愛の話に関しては本当にその場限りの小さな悩みだったのだなと実感し驚くばかりだ。 好きになれそうな人のことは結局好きにはなれなかった。 好きだなと感じた…

想定内の想定外

好きになれそうな人ができた。 この時点で既に好きなのかもしれないが。 こんな歳になって、「好きってなんなんだろう?」というかなり初歩的な問いが生まれている。 (いわゆるこじらせ女子だと思う。) 最近付き合った人たちとはどうやって付き合うことに…

化石

彼氏に振られた。 秋が来たら四年だった。 付き合っていた月日が長すぎて、 私はまだ彼のことを元彼と呼べない。 私が唯一許せないことを、 これだけはやめてねと言ったことを 彼は束縛だと言った。 ずうっと注意していたのに 直してもらえなかったところを…

家族がいる幸福と不幸

かなり久しぶりにここへ来た。 存在を忘れることはなかったけれど、必要とはしていなかったから。 以前文字にした悩みも、すぐに薄れてしまったから、私は幸せなのだろう。 今週はずうっと気持ちが沈んだままだった。 生理前であり生理が始まったからかもし…

打算とは

年齢を重ねて、こうはなりたくないと思っていた女に近づいてしまった。 と言うよりはもう、そうなってしまったかもしれない。 この人と結婚したらという想像をしたときに、いかに自分が過ごしやすいかが非常に重要で、 過ごしやすさって言い方はぼんやりとぼ…

好きな人がいること

月9のタイトル「好きな人がいること」、決してミーハーなわけでは無い。 確かに1話は観たけれど。 好きな人がいると、世界が変わるよ とはよく言ったものだ。 今、身に染みて分かる。 好き とまではいかないけれど、久しぶりに、会うとどきどきとしてしまう…

待っていたふり

連絡を待っていたふりをすること。「おはよう、大丈夫だよ、でも寂しかった」本当は寂しくなんてない。連絡を怠ることの多い私に怒る彼が、彼が私と同じことをしている。私は敢えて怒らない。「いつもは私がしているから、怒れないよ、ごめんね」罪悪感を与…

意地悪は誰だ

私には付き合っている彼氏がいる。もう、2年が過ぎ、「長い」側に入るのではと自分では思っている。最近の私たちのぎくしゃくとした関係は一体いつから始まったのだろうか。私が意地悪だから、相手も意地悪になったのか。相手が意地悪だから、私も意地悪にな…

こんなものは初めてだ

いつもより少しセンチメンタルな深夜のせいで、私は会ったこともない話したこともない人の文章に惹かれ、真似事を始めてしまった。あの上手い文章を書くことに憧れてしまったのだ。私は、文章を書くことが昔から苦手だ。(今は時間をかけてそれらしく書いて…